不登校…プライド
学校には、相談室がある。
スクールカウンセラーの先生も毎週1回来てくれる。
学校を欠席扱いにならないように、クラスに行けなくても、相談室や他の施設へ通う方法もある。
フリースクールという方法もある。
でも、ナガオはどれも拒否。
「ぼくには、何も問題はないんだから、相談することなんてない」
「クラスに登校しない他の方法は、負けたことになるからいやだ」
最初は、ナガオの気持ちがよくわからなかった。
苦しいならば、思い切って心の専門家に話してしまったほうが楽になれると思う。
なんとか、心を解放してあげたいと考えていた。
ところが、ナガオにはそれはあてはまらないんだとわかった。
いろいろと心理関連の本を読んでいた時、「さびしさの授業」に出会った。
これは、著者が「いじめ」にあったときのことを中心に書いてある。
ナガオとは状況が違うのだけど、ある部分を読んで「あっ」と思った。
クラスのみんなに無視されて、ものすごく辛かった時、中でも一番心が傷ついたこととして、
数人の女の子からかけられた言葉をあげている。
「みんなが見ていないところでは口をきいてあげるからね」
彼女たちの哀れむような瞳が深く胸をえぐったという。
それは、著者にとって、やさしさではなく、見下した言葉だったというのだ。
相談室をうまく活用して、これからのことを模索していく子もいる。
けど、ナガオの場合は、周りの大人がアドバイスする様々な方法は、学校へ行けないでいる自分への同情で、それを選んでしまったら、ぎりぎり踏ん張っているプライドが傷つくのだろう。
親としてどうしたらいいのか。まだまだ迷う日々である。
自分だけ浮いてしまうのがこわい、「ふつう」のきみへ。
スクールカウンセラーの先生も毎週1回来てくれる。
学校を欠席扱いにならないように、クラスに行けなくても、相談室や他の施設へ通う方法もある。
フリースクールという方法もある。
でも、ナガオはどれも拒否。
「ぼくには、何も問題はないんだから、相談することなんてない」
「クラスに登校しない他の方法は、負けたことになるからいやだ」
最初は、ナガオの気持ちがよくわからなかった。
苦しいならば、思い切って心の専門家に話してしまったほうが楽になれると思う。
なんとか、心を解放してあげたいと考えていた。
ところが、ナガオにはそれはあてはまらないんだとわかった。
いろいろと心理関連の本を読んでいた時、「さびしさの授業」に出会った。
これは、著者が「いじめ」にあったときのことを中心に書いてある。
ナガオとは状況が違うのだけど、ある部分を読んで「あっ」と思った。
クラスのみんなに無視されて、ものすごく辛かった時、中でも一番心が傷ついたこととして、
数人の女の子からかけられた言葉をあげている。
「みんなが見ていないところでは口をきいてあげるからね」
彼女たちの哀れむような瞳が深く胸をえぐったという。
それは、著者にとって、やさしさではなく、見下した言葉だったというのだ。
相談室をうまく活用して、これからのことを模索していく子もいる。
けど、ナガオの場合は、周りの大人がアドバイスする様々な方法は、学校へ行けないでいる自分への同情で、それを選んでしまったら、ぎりぎり踏ん張っているプライドが傷つくのだろう。
親としてどうしたらいいのか。まだまだ迷う日々である。
自分だけ浮いてしまうのがこわい、「ふつう」のきみへ。
![]() | さびしさの授業 (よりみちパン!セ) (2005/01) 伏見 憲明 商品詳細を見る |
スポンサーサイト